宮城の海

竹浦は女川町中心部から車で約10分、2012年にダイビングスポットとしてオープンしました。各ポイントへの所要時間は港から5分ほどと近く、移動のストレスがありません。女川町石浜で1998年に発見されて以来観察を続けているクチバシカジカも、ここ竹浦での繁殖が毎年確認されています。
東北では珍しくダイバー専用の施設があり、トイレ・シャワー・休憩など、陸上でも快適に過ごすことが出来ます。

弁天島

・ボートポイント　平均水深10ｍ　最大深度25ｍ
港から正面に見える島で、一番近いボートポイント。島の山頂には金毘羅神社が祀られている。
南側は起伏の激しい根が幾筋にもなって沖へと伸びており、回遊魚が出現することも。魚礁となっている巨大ガレキ群もある。
北側は比較的浅く、講習や初心者も安心して潜ることが出来る。

アゴ島

・ボートポイント　平均水深12ｍ　最大深度20ｍ
港から約５分。
巨大な岩礁が大きく広がるポイントで、海藻類やマボヤ群生などが岩肌に多く見られる。
岩礁には巨大な穴や多数の亀裂があり、フサギンポ、クロソイ、ムラソイなどの隠れ家になっている。
赤いダンゴウオが好む海藻が多くみられる。

竹浦グロット

・ボートポイント　平均水深12ｍ　最大深度20ｍ
60年以上前に素潜り漁師さんが発見した海底トンネルはその後伝説となっていたが、2014年に再発見し、ダイビングポイントとなった。
トンネルにはイソバナやマボヤが色を添え、地形を楽しむことが出来る。トンネル口周辺にはカイメン類やホヤ類が多く、多くのウミウシ類を見つけることが出来る。
ホタテ養殖棚へ足を延ばすことが可能（中性浮力必須スキル）。

中ノ島

・ボートポイント　平均水深12ｍ　最大深度20ｍ
島にはぽっかり大きな穴があき、神様が矢を放ったという伝説がある。
島南側は比較的浅い場所に多数の根があり、カイメンが多く付着し小さな生き物が多く見られる。
島東側には水深15ｍ付近にいくつもの大きな根が点在し、岩の亀裂に隠れる根魚などがみられる。水深10ｍから水面まで届く巨大な根もあり、浅場には海藻類が多い。

養殖棚
※要相談

・ボートポイント
牡蠣、ホヤ、ホタテなど、養殖棚のダイビングが可能。暖簾のように垂れ下がり整然と並ぶ様は、三陸ならでは圧巻の景色。
フリー潜降必須、中性浮力必須、棚への接触禁止となっているため、中・上級者限定。

港内
ナイトダイブ

・ビーチポイント　最大深度6ｍ
宮城で初のナイト可能ポイント。水深が浅いので、夜ならではの生物観察がじっくり堪能出来る。
日中とは異なる色になった魚やエビが観察でき、活発なダンゴイカや食事中のコモンカスベなどに出会うことも。ライトを照らす先に何が現れるかワクワクする感じが、ナイトダイビングの醍醐味。

中心部から車で15分ほど、女川町最北端の浜です。震災前から磯焼け対策活動で交流があり、現在も藻場回復活動を続けております。女川湾ではなく御前湾に面しており、多くの岩礁が点在しています。メバルやソイなどの根魚が多く、回遊魚も出現します。群生しているマボヤの中にはアルビノの個体も観察でき、クチバシカジカやダンゴウオも生息しています。

ホヤシキ根

・ボートポイント　平均水深12ｍ　最大深度20ｍ
そびえ立つ巨大な隠れ根をメインに、その周辺に無数の大きな岩礁がある。巨大なクレパス、岩と岩の間に出来た空洞など、景観的にも楽しめるポイント。
巨大なメバルや、クロソイ、エゾイソアイナメが見られる。秋になるとカンパチの群れもまわってくる。クチバシカジカ、ダンゴウオなど、多くの生物が観察出来る。

大磯

・ボートポイント　平均水深12ｍ　最大深度20ｍ
フリー潜降
女川と雄勝の町境からENして南下すると、沖に向かって伸びる根や切り立った根が出現しダイナミック。
根と根の間には転石地帯があり、メバルが群れを成している。
沖側には砂地が広がり、カレイやヒラメが出現。
根のトップには藻場が広がり、甲殻類やダンゴウオ、ウミウシなどマクロ生物が豊富。

長根/
ケンチョ根

・ボートポイント　平均水深14ｍ　最大深度20ｍ
フリー潜降
長根もケンチョ根もまだまだ未開のポイント。長根エリアには数多くの根が点在し、根魚や生き物の隠れ場所になっている。ケンチョ根は水面にわずかに頭をだす岩からエントリーすると、巨大な岩礁が広がる注目ポイント。

養殖棚
※要相談

・ボートポイント
牡蠣、ホヤ、ホタテなど、養殖棚のダイビングが可能。暖簾のように垂れ下がり整然と並ぶ様は、圧巻の景色。
フリー潜降必須、中世浮力必須、棚への接触禁止となっているため、中・上級者限定。