オコゼカジカ ≪カサゴ目ケムシカジカ科オコゼカジカ属≫
オコゼなの?カジカなの?と言いたくなる名前。ケムシカジカ科で唯一の小型種であり、成魚でも7~8㎝ほどの大きさ。しなやかな体はオレンジ色やクリーム色で、大きな胸ビレも魅力的だが、何よりもラメ状のキラキラ輝く眼が素晴らしい!君の瞳は一万ボルト!
2016年にはフィールドでは初観察となるオコゼカジカの卵を確認した。卵保護しない魚だが、この時ばかりは産みたて卵の間近に親がいてラッキーだった。翌年・翌々年も卵塊を発見しているが、孵化まで長期間を要するために、卵塊がカイメンに覆われ見えなくなったり、その前に巻貝に捕食されたりと、ハッチアウトの確認には至っていない。
水温の下がる冬~春に目撃例が多いが、個体数は少ない。