クチバシカジカSP開催
潜水地:女川町竹浦
ポイント:アゴ島&弁天島
天候:曇り
海況:波なし
水温:23~24℃
透視度:4~5m
今日は『グランドスカルピン(クチバシカジカ)SP』を受講しに、埼玉からSさんがお越しくださいました!
クチバシカジカという稀種でユーモラスな姿の魚、生態や探し方のコツなどをレクチャーし、いざ、見つけに行くぞ~!!
今年の水温が異常に高いことは、これまでのブログ内でお話してきましたが・・・
追い打ちをかけて悲しいことに、クチバシカジカが隠れ場所として選ぶことが多いカイメンが・・・なんと・・・
あちこちで死んでる~~~~!!!
岩に付着した繊維だけが残ったような状況に、コダマ唖然です!!!
本来であれば下の写真のように、クリーム色や薄桃色のカイメンにクチバシカジカやキタモエビモドキが身を隠していたりするのに・・・
半月前まで元気に育っていたカイメンは、今日は影形なく岩肌だけの状態。
浅い水深で夏場ならあることらしいのですが、水深15mより深い場所のカイメンがほとんど死んでしまうほどの水温に、怖さを感じます。
ここ2週間ほど、竹浦ではクチバシカジカが目撃されていません。
カイメンは諦めて、別の隠れていそうな場所をチェック・チェック・チェックです!
しかし、今回は見つけることが出来ませんでした・・・。
岩の奥でじっとしているのか、水温が少しでも低い深場に移動したのか・・・
さて、他には
ダンゴウオ、ヤセカジカ、ヨロイメバル、フサギンポ、コケギンポ、カムチャツカモエビ、アオスジスベヨコエビ、シラユキウミシ、など。
季節来遊生物は、いつも伊豆で潜っているSさんに教えても感激ないだろうと思い、興味のあったものだけ撮ってもらいました。ミナミハコフグ幼魚、ウミスズメ幼魚、巨大イセエビなどでしょうか。
※使用写真は当日ではなく、クチバシカジカは参考写真です。他は前日の9/30に撮った写真を使ってます。
今回は残念ながら実際にクチバシカジカを観察することは叶いませんでした。
Sさん、水温が下がって元気な姿を見せてくれる頃に是非リベンジお願いします!