今年初の指ヶ浜へ!
潜水地:女川町指ヶ浜
ポイント:ホヤシキ根×2ダイブ
天候:晴れ時々曇り
海況:うねりやや有り
水温:13~14℃
透視度:5~7m
先週末からの時化で、県内の漁業者にも被害があったようです。
県北では強風で船が座礁したり転覆したり。今から最盛期を迎えるワカメ養殖にも被害があったようです。
女川では、竹浦では養殖牡蠣の落下が多少あったとのこと。
指ヶ浜では、仕掛けていた刺し網がボロボロ状態。
1月にこんな大時化なんて珍しいそうです。異常気象の一つなんでしょうか。
今日はうねりが少々ありましたが、思ったより水の濁りはひどくありません。
出島に架けられた橋を見ながら、エントリーしました!
時化で海がかき回されて、水温が少しでも下がってるかなと思いきや、変わらずの13~14℃台。
親潮は来てくれないのでしょうか…( ノД`)シクシク…
水中では、1月も終わるというのに、いまだにアイナメ抱卵が観察できました。
勇ましいオスで、ダイバーにも動じず、もうすぐハッチアウトする卵を守って睨みつけてきます。
10/24以来の指ヶ浜なので、もしかしていてくれないかな~とちょっと期待しながらクチバシカジカを探しました。
いつも隠れていたあの場所、この場所、そっちの場所。抱卵してそうな窪みや岩陰。
そして今日も見つからず・・・。
クチバシ探しすると、小さい生物が目に入ってきます。
ウミウシは、ヒロ、コトヒメ、ミツイラメリ、エムラミノ、サラサ、カドリナ、ミヤコ、ミスガイなど。
アキギンポ、ヒメフタスジカジカ、ホヤ上のサラサカジカ。
ツグチガイや、鮮やかなオレンジの巻貝など、キレイな貝類もチェックです。
ササノハベラの幼魚かな?、イセエビ、ソラスズメダイ、など、季節来遊系がいまだに生きてます。
ボウシュウボラは産卵してました。ここ4~5年見られる光景となり、まるで普通種のように見つかります。
他
メバル、アライソコケギンポ、コケギンポ、イソギンポ、イチモンジハゼ、ムラソイ、ドンコ、など等・・・。
高水温の影響が今も続いている女川の海。
2024年は、少しでも元に戻るでしょうか。
それとも、このまま東北らしさが薄れていくのでしょうか。
心配しながら、継続観察していきます!!!