フサ、今季は婚期無し!?

潜水地:女川町竹浦
ポイント:竹浦グロット&アゴ島
天候:晴れ時々曇り
海況:波うねりなし
水温:13~14℃
透視度:7m

相変わらず水温高く、様々な生物に影響が出ております。
例年なら水温10~12℃くらいの12月後半から抱卵開始するフサギンポ、待てど待てどその気配なし・・・。
今日は穴から出てきた様子を見ると、お腹に卵を抱えておらず、どうやら今シーズンは産卵が望めなさそうです。

同じタウエガジ科のアキギンポも、今のところ抱卵している個体は見つけられません・・・。

さらに、いつもなら12月~1月に群生マボヤが一斉放精放卵するマボヤ。
今シーズンは全然その光景が見られず・・・。
今日、たった1個のホヤが放精放卵する様子を見れました。でも、まわりのホヤたちは無反応。
う~~~ん・・・今年、赤ちゃんマボヤは生まれるのでしょうか??

本日は生物リサーチで竹浦に行きました、コダマです。

一番の狙いはクチバシカジカを見つけることでしたが、見つからず・・。
水温25℃超が1ヶ月続いた晩夏~秋、クチバシが一斉に姿を消したのはその頃です。実際に、死んでしまった個体も確認しています。
例年なら今は抱卵している様子を観察出来る時期なのに、抱卵どころか生息が1匹も確認出来ない異常事態が竹浦でも指ヶ浜でも続いています。
生き残っていて!!!諦めずに、今後も探し続けます!!!

ダンゴウオは急成長中。ほとんど大人の大きさになってきました。
こちらの繁殖シーズンはもう少し先ですが、水温の影響を受けず、無事に繁殖してくれることを願います。

この水温なので、季節来遊系もいまだに生存中。
たくさん見かけるキタマクラ、模様がくっきりキレイな個体もいました。
いつもなら死滅し貝殻だけになるメダカラは、至るところで観察できます。

冬に見られるウミウシも、まだ出現してないなぁ・・・。


コケギンポ、ヘビギンポ、クロアナゴ、ババガレイ、ナマコマルガザミ、ソラスズメダイ、ノコギリヨウジ、など等・・・。

さて。
明日は竹浦ツアー開催です!

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