クチバシカジカ繁殖シーズン到来!

潜水地:女川町竹浦
ポイント:竹浦グロット&アゴ島
天候:晴れ
海況:波うねり若干あり
水温:16℃
透視度:3~5m

竹浦へ。TさんとCさんが晩秋ダイビングを楽しみました♬

水温の下がり具合が少し滞っていて、去年の同じ時期より2℃ほど高いのが気になります。
女川の生き物たちには少し高め・・・。

しかしそんな心配をよそに、クチバシカジカにも繁殖シーズンがやってきたようです♡♡
12月中旬頃に抱卵がスタートするクチバシカジカ、ちょうど今は、オスが巣床を確保し始めます。
また、巣床の近くにメスがいると、興奮して模様をくっきりディスプレイし、アピールして誘い込みます。
今日は、興奮し模様を浮きだたせたオスに遭遇!!!

ソワソワしていたので近くにメスがいたのかもしれないですが、この時点で潜水時間65分超。じっくり探す訳にいかず、断念・・・。

また、先日まで窪みのある場所で巣床確保していたオスは、ダイバーの往来が多くて嫌になったのか、ちょっと移動し、近くの岩陰の隅っこにいました。
ライトやストロボなどで刺激するとまた移動してしまうと思うので、抱卵開始するまでは刺激せずそっとしておいたほうが良いですね。

この他、巣床確保しているオス?隠れているメス?どちらか分からない個体と、ダイバーの泡が思いっきり当たる場所でじっとしている個体も(たぶん、移動しますね)。
クチバシカジカは、今は抱卵前の大切な時期なので控えめな観察をお願いすることがあります。皆様のご協力よろしくお願いします。

さて。
相変わらず4畳半のダンゴウオエリアには、ダンゴウオがいっぱい♪
ピンク5匹、赤3匹を確認しました。探すともっと居そうです♬

ピンク1号のもとにはヤドカリがやってきて、岩と同化しているダンゴの顔を踏みつけてガシガシ移動。それに動じることないピンク1号。笑

アゴ島でも、アイナメが抱卵していました!
卵塊は2つ。体に白い傷のあるオスは、少しダイバーに驚きながらも逃げずに近くにいます。


フサギンポ、アキギンポ、コケギンポ、イソギンポ、スナビクニン、クロアナゴ、ミナミハコフグ幼魚、ババガレイ、サビハゼ、リュウグウハゼ、甲殻類各種、ウミウシ各種・・・。

いよいよ師走!
これから水温が1℃ずつ下がっていき、それに伴い、ソワソワする生き物たちがいっぱい!!
もう少しでフサギンポ抱卵も始まりますよ~♬
暖かい装備で潜りに来てくださいね♬

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